恋人をじらして惹きつける!!恋の駆け引きの心理テクニック『ツァイガルニク効果』

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「恋愛の駆け引き」とよく言われますが、
男と女の駆け引きを楽しむ人がよく使う手が「相手を焦らす」ことですね。

でも、相手をじらすと言っても実際にやるのはなかなか難しいものです。

そんなときにこの心理テクニックを知っていると大変役立ちます。

この記事では、
じらしのテクニック『ツァイガルニク効果』について紹介します。

 

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ツァイガルニク効果(ザイガルニック効果)とは

テレビでクイズ番組を観ていると「答えはCMのあとで」と言われることがよくありますよね。視聴率稼ぎの常套手段みたいになっています(笑)
視聴者は番組側の意図を百も承知ですが、答えがどうしても気になるのでチャンネルを変えずに観てしまいます。

このように、
物事が中断されて続きが気になる心理を「ツァイガルニク効果(ザイガルニック効果)」と呼びます。

旧ソ連のブルーマ・ツァイガルニク(Блюма Вульфовна Зейгарник)という心理学者が実験により示したのでこう呼ばれています。
別名「ザイガルニック効果」とも呼ばれますが、これは発音の違いで意味は同じです。

人間は話をちゃんと結末まで聞き終えると、一旦脳内がリセットされて、次の話にはそれほど興味を持ちません。
しかし、話が途中のままで終わってしまうと、続きがめちゃくちゃ気になります。結末を知りたいと強く思うのです。

引用:井上雄彦『スラムダンク』

例えば、サザエさんやこち亀のように一話完結の物語は、来週はどんな話なのかそんなに気になりませんよね。
一方、ドラゴンボールやスラムダンクのように、スリリングな場面で急に終わってしまうと、次回の話が気になって仕方ありません。早く続きが読みたいという気持ちになります。

このように、みなさんも一度はツァイガルニク効果を味わったことがあるはずです。

 

マーケティングに活用されるツァイガルニク効果

マーケティングにも頻繁に活用されています。
そのひとつがWEBサイト。
ニュースサイトなどでは、文章の冒頭部分だけは無料で読めるものの、続きを読むには会員登録が必要なことがありますよね。
朝日新聞デジタルや日経電子版でもそのような記事がたくさんあります。
これはツァイガルニク効果を利用して読者の興味を増幅させて、集客につなげているわけです。

映画の予告も同じですね。
予告で物語の結末を見せることは絶対にありませんよね(笑)
ツァイガルニク効果の典型例です。

 

勉強や仕事でもツァイガルニク効果は威力を発揮する

私と同じ私立大学に通っていた友人は、ツァイガルニク効果を活用して東京大学の大学院に進学しました。

彼はとにかく努力家でした。
毎日休まず授業に出るのは当たり前で、家に帰ってからも3~4時間は必ず自主勉強。
遊びに誘っても「3か月後に資格試験があって、その勉強しないといけないから遠慮しとくわ」と言って断るような男でした。

私は彼に「お前さ、なんでそんなに毎日真面目に勉強できるの?サボりたくならないの?」と聞いたことがあります。
彼の答えはこうでした。

「俺も勉強が好きなわけじゃないし、やる気が出ないなんてことは毎日だよ」
「やる気が出ないときは、とりあえず机に向かって勉強してみる。それでも面倒くさいなー嫌だなーとは思うんだけど、10分くらい嫌々やっていると徐々に集中してできるようになるんだよ」
「その10分を我慢できるかだね」

これは、実はツァイガルニク効果を使っているという話なんです。

嫌々でもやり始めてしまえば、次が気になる。とりあえずキリの良いところまで終わらせたい。
そういう心理が出てくるので、集中モードに入れるんですね。

彼はツァイガルニク効果を自分にかける達人でした。

 

私が仕事や勉強のときによく使う方法は、
1時間なら1時間と決めて仕事をし、5分間必ず休憩をはさみます。そして、また1時間仕事して休憩…というように時間で切ってしまう方法です。

これをやると、だいたい仕事の切りの悪いところで休憩の時間がやってきます。
でもルールなので必ず5分間休憩します。

するとツァイガルニク効果により、仕事が途中になっていることが気になって、仕事の続きをやってしまいたい気持ちがキープされるんです。
そのため、休憩が終わった後もすぐに集中して仕事に取り組めます。

この切りの悪いところで終わらすのがミソですね。

 

逆に、遊びは最後まで終わらせてしまいます。
たとえば、本を読んでいるなら途中で読むのをやめるのではなく、最後まで一気に読み切ってしまう。
そうすることで、本の続きが気にならなくなり、遊びと仕事の心のスイッチの切り替えがしやすくなります。

 

恋愛でも使えるツァイガルニク効果

ツァイガルニク効果は、恋愛にも応用できます。

メールを使ったテクニック

簡単なのはメールを使った方法。

メールやLINEなどで話をしている途中で突然返信をやめてみる。
すると相手は「え?急に返信が来なくなった。何か悪いこと言ったかな?いや、言ってないな。どうしんだろう?」と気になります。

あなたが返信をするまで、相手はあなたのことが気になってしまうのです。

ただこの方法は使い方を間違えると「メールが途中でも返さないことがある失礼な奴」になってしまうので、注意してください。
やるのは簡単だけど、成功させるのは難しいです。

うまくじらすには別の方法の方が良いですね。

 

「お持ち帰り成功」と思わせて…

合コンで異性と意気投合して盛り上がり、2人で抜けだした場面を想像してください。

めちゃくちゃタイプの相手です。
ドンピシャで好きな顔だし、話をしても笑いが絶えません。
まだ何も始まってないけど、あなたは今すぐ付き合っても良いくらいに気に入っています。

この後、2人だけで2件目の店に行って飲み直すか、それとも相手の家に行くか、ホテルに行くか。
「これからどうする?」と言い合いながら盛り上がった気持ちのまま駅まで2人で手を繋ぎながら歩き、
改札口で連絡先を交換して「来週は2人で会おうね。連絡するよ!!」と言って、相手はあっさり帰っていきました。

あなたはどう思うでしょうか?
「え?もう帰るの?まだ遊ばないの?でも来週2人で会おうって言ってたから、来週はちゃんとしたデートをしようってこと?」

いろいろな考えが駆け巡りますよね。

そうこう考えているうちに、すぐに相手からメールが来ました。
「今日は早めに帰ってしまってごめんね。どうしても外せない用事があって。寂しい思いをさせちゃったかな。来週は〇〇時に、××で待ち合わせでどう? 気に入ってくれそうな美味しいお店を知ってるんだ。今日のお詫びにご馳走します」と書いてありました。

付き合いたいと思っている異性と2人で美味しいお店で食事の誘いです。
今日は消化不良で終わってしまいましたが、その分、来週がとても待ち遠しくなりませんか?

 

デートを楽しいところで終わらせる

「デートを早めに終わらす」という方法もあります。
ラブラブな時期は特に効果があります。

本当は1日中一緒にいたいというくらいに燃え上がっているときに、2時間くらいのデートで解散してしまうと効果的です。

1日中誰かと一緒にいると、楽しさと同時に、相手の嫌なところも少なからず見えてきます。
長い時間一緒にいると、イライラしてしまうことはよくありますよね。旅行に行くと喧嘩してしまうというエピソードもよく聞きます。

そこで、自分の一番良いところだけを見せて解散する。
そうすることで、楽しい時間だけを過ごすことができます。

恋人にしてみれば「こんなに楽しいのに、もうお別れなの?」という気持ちになります。
「次は?次はいつ会える?」と次のデートが待ち遠しくなるんですね。

この使い方は「関係をマンネリ化させない、相手に飽きられない」ために、タイミングを見て使うと良いですね。

 

ミステリアスな女

よく謎めいた魅力のある人はモテるなんて言われますね。

「本当の性格はどんな人なのか分からない。掴みどころのない性格の人のことが気になる」という心理、それもツァイガルニク効果です。

深い知性のある人はこのような魅力を持っていることが多いです。
いろいろな方面に詳しくて、過去の体験談がめちゃくちゃ豊富。一夜にして大金を稼いだ話から、死にかけた話まで、聞いたことも無い体験談を語ってくれます。
「一体この人は何者なんだろう?底知れない人だ」と思って、もっと話が聞きたくなりますよね。

「その人がどんな人なのか、ちゃんと知るまで気になってしまう」心理はツァイガルニク効果の影響によるものです。

引用元:新海誠『言の葉の庭』

新海誠監督の映画『言の葉の庭』に出てくる雪野先生は謎めいた魅力を持つ女性ですね。
なぜ雨の日によく会うのか、午前中から新宿御苑で酒を飲んでいる、古典の知識が深い、仕事はしてるみたいだが何をしているのか分からない、陰のある美しい女性。

こんな女性がいたらもっと知りたくなります。

しかし現実には、雪野先生のような魅力を出そうとしても無理ってもんです。
変に謎めいた魅力を出そうと演技をすると、ただの痛い奴になってしまいますからね(笑)

現実の世界で「ミステリアスな女」とか言われる人は、だいたい関わらない方が良いタイプの人です(笑)

 

そもそも恋愛に「焦らし」って必要なの?

恋の駆け引きが嫌いな人、面倒だと思う人も多いと思います。
私も実はそういうのがあまり好きではありません。けっこう神経を使いますからね。

ただ、心理学では「うまく焦らすことができれば、相手に一層興味を持ってもらえる」ことが分かっています。

ハーバード大学の心理学者ダニエル・ギルバート教授が行った心理実験では、
「私はあなたに興味があります」と言うよりも、「私はあなたに興味があるのかまだ分かりません」と言った方が好感度が高いことが分かっています。

つまり、
はっきりとした態度で自分へ感心を持ってくれた人よりも、あいまいな態度で自分に接してきた人の方が気になってしまうんです。

好きな人をあえて焦らす、少しそっけない態度を取るというのは、好感度を高める効果があるんですね。

 

ツァイガルニク効果を上手に使って、恋人からの好感度を高めましょう!!

 

焦らしの心理テクニックには「カリギュラ効果」というものもあります。
こちらの記事も参考にしてみてください。

 
 

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