交際中の男女に「普段なんと呼び合っていますか?」と尋ねると、「名前では呼ばない」という人がいますよね。
そういう人たちは大抵「ねぇ」とか、「ちょっと」とか言ってパートナーのことを呼びます。
実はこれ、非常に別れる危険が高いカップルです。
なんと5カ月後には86%の人が別れているのです。
名前で呼んでくれる人はあなたに好感を持っている
気になる異性やパートナーから、普段なんと呼ばれていますか?
あなたのことを名前で呼んでいる場合は、あなたに対して親近感を持ってくれているかもしれません。
人間の心理傾向として、好意を持っている相手のことは名前で呼びたくなることが分かっています。
苗字よりも、名前やあだ名で呼ばれている場合は、さらに好感度が高いです。
友人関係も同じですよね。
「山田くん」と呼ぶよりも、「太郎くん」と呼ぶ方がより親しいイメージがありますよね。
これが「ヤマちゃん」や「たろちゃん」のようなニックネームであればもっと親しみが込められています。
異性間ではもっと顕著な違いとなります。
何の感情もない見ず知らずの男性のことを「たろちゃん」と呼ぶ女性はまずいません。
苗字で「山田さん」と呼びますよね。
異性のことをニックネームで呼ぶようになるのは親しくなってからです。
このように呼び方と心の距離感はリンクしているのです。
親しくなるために呼び方を変えてみる
呼び方はあなたのことを相手がどう思っているかを知るひとつの材料にもなりますが、
相手ともっと親しくなりたいときにも役立ちます。
ただの知り合いから一歩ステップアップして友達になりたいとき、
友達から一歩ステップアップして友達以上の関係になりたいとき、
そんなタイミングで相手への呼び方を変えてみましょう。
相手へもっと親しくなりたいというサインを柔らかに送る良い方法です。
付き合い始めたら呼び方を変えるカップルも多いと思いますが、これも良いことですね。
できることなら、2人だけでいるときの特別な呼び方を作ると効果的です。
2人だけの呼び方を作ることで秘密の共有の心理効果が期待できます。
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秘密の共有をした人とは恋愛のステージが変わる!?大人の心理テクニック
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モテる人は、異性を下の名前で呼ぶ
モテる人にはいろんな特徴がありますが、
多くの人に共通する特徴として「異性を下の名前で呼ぶ」ことが挙げられます。
これにはだいたい2つのパターンあります。
①どんな人とも仲良くなりたいから、性別を問わずできるだけ下の名前で呼ぶ人
②異性からモテたいから、気になる人だけ下の名前で呼ぶ人
①の人は社交的で良い人。
男女問わず人といるのが好きで、いつも良好な人間関係を築いていきたいと思っている人です。
同性の友達も多く、飲み会の幹事を買って出たり、クラスの中心にいるようなリーダータイプの人も多いです。
人にあだ名やニックネームをつけるのが好きだったりもします。
②の人は、戦略家です。
ただ単にモテたいからそうしているだけで、どうでもいい人に対しては下の名前で呼ぼうとはしません。
良く言えばサバサバしている人、悪く言えば腹黒い人ですね。
私の体験談を少しお話させてください。
私は②のタイプでした。
中学までは女性を苗字で呼び捨てにしていて、本心では「仲良くなりたいな」と思っていても、うまく距離感を詰められずもどかしさを感じていました。
高校に入り、モテ男が気軽に女性を下の名前で呼んでいるのを見て「なんであいつはあんなに軽く話せるんだろう?俺もやってみようかな」と思いました。
さっそく、できるだけ初対面のときから「リサちゃん、アッコちゃん」というように下の名前を意識して「ちゃん付け」で呼ぶようにしました。
男に対しては変わらず苗字の呼び捨てです(笑)
これが効果てきめんで、それまで感じていた女性との間にあった心の壁が嘘のように一気に取り払われました。
ヒントをくれたモテ男と同じように親しく女性と話せるようになったのです。
童貞で男兄弟育ちの私は、女性の気持ちがまったく分からなかったので、「いきなり下の名前はなれなれしくないかな?」と心配したのですが、取り越し苦労でした。
それまでより親しくなれたのは、名前の呼び方の心理効果が女性に影響していることもありましたが、自分の気持ちが変化したことも大きかったです。
呼び方を変えたことで、自分が勝手に作っていた心の壁を壊せたのです。
女性と距離を置いていたのは自分自身だったことに気づいた瞬間でした。
社会人になってからは目上の女性は下の名前で「○○さん」、同期や歳下の女性は「〇〇ちゃん」で統一しています。
ポイントは初めて出会った時に、下の名前で呼んでしまうことです。途中で変えるのはタイミングが難しいですからね。最初が肝心です。
女性にとっても苗字で呼ばれるよりは、親しみを込めて名前で呼ばれた方が親近感を自然に持てるようになります。
職場が異動になったときに、異動先の新しい上司が初対面で私のことをニックネームで呼んでくれました。
いきなり変なニックネームで呼ばれたのでビックリしましたが、「俺はチームに歓迎されているんだ」と感じてとても嬉しかったです。
呼び方ひとつで人の心は動かせます。
私はお店の店員さんなども下の名前が分かれば下の名前で呼びます。
そうすると、ただの店員と客というマニュアル通りの関係ではなくなり、人と人の良いコミュニケーションが取れます。
呼んだ瞬間に店員さんの表情が変わるのが分かりますよ。おすすめの方法です^^
別れるカップルは名前で呼ばなくなる
ノーベル賞受賞者を20人以上輩出したアメリカの名門校・カリフォルニア大学のチャールズ・キング博士の報告によると、
55組のカップルを調査したところ、お互いを名前で呼び合わないカップルの86%が5カ月以内に別れました。
名前で呼ぶことは愛情の表れであるため、逆に名前で呼ばなくなったら愛情が薄れている証拠とも言えます。
以前と比べてパートナーや友人はあなたのことをどう呼んでいるか、あなたはパートナーや友人のことをどう呼んでいるか、一度振り返ってみましょう。
名前の呼び方は、カップルだけでなく、友人関係、職場関係などあらゆる人間関係の中でも重要な指標です。
日本語は主語を省略することが多々あるので、名前で呼ぶ回数は減りますが、それでも好感を持たれる人は名前で呼ばれます。
あなたが周りにいる人たちに名前で呼ばれているかカウントしてみましょう。
名前やニックネームで呼ぶ人が10人中7人以上いたら、きっとあなたは人気者です。周りの人たちはいつもあなたに笑顔を向けてくれているはずです。
話しかけられた時に、いきなり要件だけを言われたり、「ねぇ」「ちょっと」と言った言葉でいつも呼ばれていませんか?
もし名前で呼んでくれる人が10人中2人以下であれば、ひょっとしたらあなた自身に何か問題があるかもしれません。
普段の言動、行動で周りの人たちを不快にしていないか、周りの人が話しかけづらい壁を作っていないか、一度チェックしてみる必要がありそうです。
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