マッチングアプリや合コンで異性と初めて会う時には気合が入りますよね(笑)
お気に入りの勝負服を着たり、念入りにムダ毛の処理をしたり。
いつもより外見に気を使います。
相手に好印象を持ってもらうためには外見ももちろん大切なんですけど、
もうひとつ大切なことがあるんですよ。
それが自己紹介。
いくら外見を着飾っても、下手な会話をしてしまうと印象が一気に悪くなってしまいます。
そこでこの記事では、
初対面の人に好印象を持ってもらうための自己紹介の方法を心理学の観点から解説していきます。
第一印象がその後の人間関係のすべてに影響する
「第一印象は出会って3秒で決まる」「7秒で決まる」「4分で決まる」などという話をあなたも聞いたことがあるかもしれませんね。
様々な学者が第一印象の研究をしているので、何秒という時間は論文ごとに差があります。
よく引用されているメラビアンの法則では3~5秒とされていますね。
しかし数秒ですべてが決まるかというと、そんなことはありません。
たとえば怖そうな顔をした男性が電車でお年寄りに席を譲っているのを見たら、ギャップを感じて良い人に見えますよね。
悪かった印象が一瞬でひっくり返ります。
ギャップ萌えってやつですね(笑)
視覚から作られる印象は数秒で決まってしまいますが、その後の会話や行動で逆転するチャンスはあります。
ただし、逆転できるチャンスがあるのは数分間だけ。
第一印象は最初の5分が勝負だと覚えておきましょう。
初対面の時に脳に植え付けられた印象はめちゃくちゃ影響力があります。
第一印象は初対面の時だけで終わるものではなく、その後の人間関係に大きな影響を及ぼすことが分かっているんですよ。
心理学では初頭効果と言います。
第一印象で「この人、感じ悪い」と思われてしまったら、その後何度会っても感じ悪い人と思われ続けます。
印象を変えるのは不可能ではありませんが、何度も会って第一印象を打ち消す努力と時間が必要です。
よっぽどインパクトの強い行動を取らないと第一印象は消せないんですよ。
どんな人と会う時でも最初がもっとも重要です。
マッチングアプリや合コンで異性と会う時に限りません。
就職面接、商談、懇親会、恋人の両親への挨拶など、どんな場面でも第一印象ですべてが決まります。
いかにして自分の印象をよく見せるのか、事前に戦略を練ってから臨みましょう。
服装も重要な要素
異性にモテたい時には服装も超重要。
パッと見の印象は外見で決まってしまいますからね。
じゃあ、何を着ていけばいつもより魅力的に見えるかというと…
ずばり赤色の服。
赤色の服を着るだけで魅力度は30%も高まります。
参考記事 続きを見る
赤は力強さと美しさの色。モテたいなら赤い服を身につけろ、絶対に。
大勢の人が集まるパーティーのような場所に出かける時には、好感度を意識するよりもまずは覚えてもらうことが重要になります。
何人も会っていると忘れられてしまうので、記憶に残すことを優先しましょう。
それには異性の本能をくすぐる個性的なアイテムを使うと良いですよ。
他の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
参考記事 続きを見る
心理学が教えるモテる男女「服装の法則」。運命の人をファッションの力でひきつけよう!!
自己紹介はポジティブ8割、ネガティブ2割
ここからがこの記事の本題です。
「初対面の時にどのような自己紹介をすればよいか?」というお話をしていきますね。
自己紹介では「名前を名乗り、職業や出身地などを伝え、差しさわりのない雑談をする」というのがお決まりパターンですよね。
深い付き合いをするつもりのない相手に対してならそれでも良いんですけど、
「異性に好印象を持ってもらうため」なら一工夫が必要です。
次回デートに誘えるくらいに好感度を上げたい時には普通の自己紹介ではダメです。
じゃあどうすればいいのかというと、
「ポジティブな印象の話題を3つか4つ語り、ちょっと自虐的な話題を1つ語る」のが効果的。
具体的に解説します。
まず会う前にあなたのポジティブな特徴を3つか4つ考えておきましょう。
ポジティブな特徴というのは、下記のように自分が好きなことや得意なことです。
- サッカーが好きで毎週チームで練習している
- 犬が好きで毎朝飼い犬を散歩に連れていくのが日課
- 海外旅行が好きで年に最低3回は出かけている
- 好きなことを仕事にしている
- 写真が好きで、ドライブに出かけては写真を撮っている
- カフェ巡りが趣味で、都内のカフェは100軒以上行ったことがある
特別な趣味や自慢するような特技がなくてもいいですよ。
単純に自分が好きなことをピックアップしましょう。
好きなことなら自然に笑顔で話せますし、人よりも多少詳しいはずなので話す内容にも困りませんよね。
聞き手には好きなことを笑顔で話しているあなたが「明るくて感じの良い人」に映ります。
もうひとつのポイントはネガティブなことを1つだけ挟むこと。
- 出掛けるのは好きなんだけど、朝が苦手でなかなか布団から出られない
- 海外旅行に頻繁に行くけど、日本語しか喋れないので海外でも日本語だけでゴリ押ししている
- 犬好きだけど、猫は怖い
突っ込みがいのあるようなネガティブなことを話しましょう。
ちょっとだけ弱みを見せるんです。
好きなことに関するものであれば、流れで自然に話せますよね。
人間は良いことばかり聞かされると「話が嘘くさい」と思ってしまいます。
話していることが全部ポジティブだとアッパー系の鼻につく奴だと思われるし、自慢話ばかりなら嫌な奴だと思われます。
「俺は東大を卒業して三菱商事に入り、ヨーロッパに5年住んで、日本に帰ってきて独立したんだ。今は年収5000万円くらいかな。」
初対面でこんなこと言う奴がいたら、どんだけイケメンでもウザいですよね(笑)
マイナスポイントがひとつもない人間って感じ悪いんです。
自慢ばかりしていると、嫉妬されて足を引っ張られることもよくあります。
自慢話は聞かれるまで自分からしないようにして、自己紹介では単純に好きなことをアピールしましょう。
3つ良いことを言ったら、1つ悪いことを言う。最後に良いことを1つ。
そんな感じで自己紹介ができれば、相手には正直で明るい良い人だと思われますよ。
この手法を上手に使っているのがジャパネットタカタのテレビショッピングです。
番組では最初から畳みかけるように商品のアピールポイントを訴えます。
さんざん商品のメリットを強調したら、ちょっとだけデメリットを伝えます。
そして最後に「送料はジャパネット負担」と言って締める。
番組の構成・セリフ・絵の使い方をよくよく観察すると、人間の心理を計算し尽くした商品紹介になっているんですよ。
私たちが初対面の人に自己紹介する時も同じです。
自分という商品を売り込むわけですから、「また会ってみたい」「この人といたら楽しい」と思われるようにポジティブな面を強調しましょう。
その中に少しだけ人間らしい弱さを見せれば、あなたのことを信頼してくれます。
相手の自己紹介でさらに好感度をアップ
初対面の人と会う時はあなただけが一方的に自己紹介をすることはないですよね。
相手も自己紹介をしてくれます。
この時に重要なのは「傾聴」すること。
相手の話をよく聞くことですね。
ただし、傾聴はただ聞くことではありません。
相手にあなたのことを信頼させる聞き方があるんです。
ポイントは4つ。
- 自分の意見を言ったり、相手の意見に反論したり、相手の意見を評価しない。
- ちゃんと話を聞いていることが相手に伝わるように、頷きや相槌をタイミングよく打つ。
- 相手の話した内容をまとめて「こういう理解で合ってますか?」と聞き返す。
- 相手が話を広げたいところを察して、相手にもっと話すように促す質問をする。
この4つを全て使うことができた時に初めて傾聴したと言えます。
この方法は、心理カウンセラーやFBIのネゴシエイターなどが使っていて、患者やテロリストから信頼を勝ち取る話術なんですよ。
ただ効果的に行うには訓練が必要で、いきなりやろうとしても簡単にできるものではありません。
正直、めちゃくちゃ難しいです。
私は美容院でよく練習しています。
髪を切りに行くと、美容師さんと1対1で1時間くらい話しますよね。まったく話をしない人もいると思いますけど。
私は美容師さん相手に自己紹介と傾聴の練習を1時間以上するんです。美容師さんには練習しているなんて伝えませんけどね。
こっそり心理テクニックを使った会話をするわけです。
上手に会話ができるようになると、美容師さんが話に夢中になって仕事がおそろかになってしまうんですけど(笑)
それはそれで自分のスキルが上がったことを確認できるので嬉しいです。美容師さんとも仲良くなれますしね。
訓練を繰り返すうちに、個人的にLINEの交換までさせてもらった美容師さんが10人以上になりました。
美容院以外なら、服屋の店員さんとか、クラブやキャバクラのホステスさんを相手に練習できますね。
ポジティブに自己紹介しながら、相手の話を傾聴する。
上手になってくると、こちらのシグナルに反応して相手の心がパッと開く瞬間が分かるようになりますよ。
あなたもいろいろな場面で活用してみてくださいね。
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