プレゼントのアイデアに悩んだら、昔もらって嬉しかったものを贈ろう

 

どんなプレゼントを渡せば喜ばれるのか、心理学では結論が出ています。

詳しいお話は別記事で紹介しました。

プレゼント選びの恋愛心理学。彼氏・彼女に贈るプレゼントは何がいい?

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今回の記事では、そこから一歩進んだ心理テクニックを使った方法をご紹介します。

アンカリングという心理と組み合わせることで、プレゼントをあげた時にほぼ確実に喜んでもらえる方法ですよ。

 

もらって嬉しかったプレゼントを聞き出そう

プレゼント選びって迷っちゃうんですよね。

相手に喜んでもらいたいんだけど、何をあげれば心から喜んでくれるのか分からないことが多くないですか?

そんな時は「過去にもらって嬉しかったプレゼントの思い出を相手に話してもらう」とうまくいきます。

そして同じジャンルの物をあげましょう。

まったく同じ物だと適当に選んだように思われてしまいますから、近い物を贈るんです。

シャネルの5番 N°5 CHANEL PARIS EAU DE PARFUM

たとえば、「シャネルの香水をもらって嬉しかった」と話してくれたのなら、
ティファニーやブルガリなど他のブランドで似た香りの香水を探してプレゼントする。

「海の見えるイタリアンのお店に連れて行ってもらったことが嬉しかった」と話してくれたら、
絶景の見える別の高級レストランに連れて行ってあげる。

「温泉旅行が楽しかった」と話していたら、少しランクが高い旅館の温泉旅行をプレゼントをする。

こんな感じで、相手が過去にプレゼントしてもらって嬉しかった物と似たような物をプレゼントをするんです。

 

この方法は、単純に相手の好みに合わせたプレゼントをするという意味で外しにくい利点もあるのですが、

心理学的にはアンカリング効果という別の力も作用するので喜んでもらいやすくなるんです。

 

アンカリング効果とは

アンカリング効果とは「特定の刺激を受けることで、特定の感情が蘇る心理のこと」です。

大量の梅干し

梅干しを見たら口の中が酸っぱくなりますよね。

レモンを丸かじりしている人を見た時も「うわぁ!酸っぱそう!」と思います。

これがアンカリング効果なんですよ。

本当に梅干しやレモンを食べたわけじゃないのに、見ただけで食べた時の気持ちが蘇りますよね。味さえ感じます。

脳内では視覚と味覚がワンセットで保存されているため、こういった現象が起こるんです。

 

アンカリング効果は思い出でも起こります。

友達と大爆笑した時のことを思い出すと、ふふっと笑ってしまうことがあります。思い出し笑いですね。

大喧嘩した時のことを思い出すと、だんだん腹が立ってきます。思い出し怒りですね。

これらと同じように、もらって嬉しかったプレゼントを見ると嬉しい気持ちが蘇るんですよ。

 

さらにアンカリングにはもうひとつ特徴があります。

それは思い出を上書きできること。

たとえば、シャネルの香水をもらった女性に別のブランドの似た匂いの香水をプレゼントすると、過去のシャネルの記憶が薄まり、新しくもらったブランドのイメージに置き換わるんです。

つまり、プレゼントしたあなたのイメージが過去の嬉しい気持ちとワンセットで脳内に上書き保存されて、あなたの好感度が高まるんです。

 

参考記事

 

PARKERのシャーペンの思い出

私もアンカリング効果を実感している出来事があります。

小学校から中学校に進学するときに、ある方から入学祝いをもらいました。

その方は私のことをすごく期待してくれていて、勉強に励んでほしいという願いを込めて「PARKERのシャープペンシル」をくれました。

PARKERの万年筆

パーカーと言えば万年筆で有名な高級ブランドなんですけど、シャーペンも取り扱っています。

当時1万円以上したそのシャーペンは最高にカッコよくて、私は友達に自慢していました。

なんてったって1万円のシャーペンですからね。塗装に金まで使ってあるんです。普通の中学生は持っていません。

デザインもスタイリッシュで、持つと重厚感があって、でも書きやすくて。

まさにパーフェクトでした。

 

その最高のシャーペンのイメージが私にはアンカリングになっているので、今でもプレゼントで高級ペンをもらうと嬉しくなります。

今はパソコンやスマホばかりで文字を入力しているのでペンを握る機会がほとんどないんですけど、それでも嬉しさは変わりません。

「今時ペンなんてもらっても使わないよ」とは思わないんですね。

「マジで!?嬉しい!!大切に使うわ!!」と自然にテンションが上がっちゃいます。

 

どんな人にも楽しい思い出や嬉しい思い出は必ずあります。

他の人がすごく嬉しそうに思い出話をしていたら、思い出に登場する物を覚えておきましょう。

その思い出に関連付けてプレゼントを選ぶと喜ばれる確率が高いですよ。

 

物を送るか、体験を送るか

プレゼントには2種類あります。

物と体験。

 

物とはパーカーのペン、花束、ハーバリウム、アクセサリー、グラス、食べ物など。

贈答用のお洒落なアイテムを取り揃えたネットショップ(TANP等)で簡単に探せます。

街で探すと時間がかかりますが、ECサイトなら効率的に探せるし、案外いいものが見つかるので私もよく利用しています。




 TANP公式サイト

 

もうひとつのプレゼントが体験。

体験型ギフトとしては、高級店で食事、温泉、エステ、クルージングなど。

これらもネットショップ(SOW EXPERIENSE等)で探せますよ。



 SOW EXPERIENCE 公式サイト

 

さらに心に響くのは、物+体験。

相乗効果ですね。

ベタですが、「一緒に高級店で食事をしたときに指輪を渡す」というシチュエーションは死ぬまで忘れないものです。一生モノの思い出。

 

私のパーカーのシャーペンの思い出も「進学」や「友達に自慢していた」などの体験と共にあります。

入院中にお見舞いに来てくれた友達からもらったプレゼントもよく覚えていますね。

プレゼントはエロ本や週刊誌などの他愛のない物だったんですが、
入院という特別な出来事に引っ張られて記憶に鮮明に残っているんですよ。思い出すだけで感謝の気持ちも湧いてきます。

 

プレゼントをする時にはシチュエーションも大事にしてあげると相手の心に深く刺さりますよ。

 

 

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