恋愛テクの話でよく出てくるのがボディタッチの話題。
「女性から触られたら脈あり?」とか「男をドキドキさせるボディタッチ」とか、いろいろ言われてますね。
しかし、どんな効果があるのか、どんなタイミングで、どこを触ればいいのか、科学的根拠が明確な答えが書かれていることは少ないですね。
正しい知識も相手の気持ちも分からないまま、とにかくボディタッチして仲良くなろうとして逆に嫌われてしまう人やセクハラで訴えられる人もいます。
この記事では、そんな不器用な人に向けて心理学を根拠に効果的なタッチングの方法を紹介します。
ボディタッチ(タッチング)にはどんな効果があるのか?
ボディタッチと一般的にはよく言われますが、心理学ではタッチングと呼ぶことが多いです。
タッチングは女性から男性にする分にはそんなに気を使う必要はありません。
話のノリで肩や腕に触れればOKです。嫌がる男性はまずいません。気になる男性がいたらどんどん触っていきましょう(笑)
日本人は欧米人よりも身体接触のコミュニケーションが少ないので、逆に触られたときの心理的効果が高いです。
タッチングに関する効果を検証したものとしては次のような実験があります。
アメリカのサンフランシスコ大学のコリン・シルバーソーン博士が行った実験です。
シルバーソーン博士に指示を受けた男性と、その男性とは面識のない被験者の女性を一組にして自由に話をしてもらいます。
男性は複数の被験者の女性たちとそれぞれ2人きりで会話をします。
その際に、男性が女性にタッチングをしながら会話をする場合と、まったく体に触れないで会話をする場合に分けました。タッチングは女性の腕を軽く触ったり、握手をするという程度の非常に軽いものです。
そして、タッチングされた女性たちとされなかった女性たちに、それぞれ会話の終了後にアンケートを取りました。
アンケートの内容は、会話をした男性についての感想です。
「彼のルックスをどう思いますか?」
「彼とデートしてみたいですか?」
「彼に性的魅力を感じましたか?」
「彼と結婚してみたいと思いますか?」
これらの質問をした結果、タッチングをした女性の方がYESと答えた数が多いことが分かりました。
軽いタッチングにより、男性への好感度が上がっていたのです。
異性に触れられて喜ぶのは男性だけではないということですね。女性も嬉しいのです。
アメリカのミシシッピ大学が行った別の実験では、
自然にお客さんの肩や手にそれとなくタッチングするウェイトレスは、どこも触らないウェイトレスよりチップが多くもらえたことが分かっています。
日本人の感覚からすると店員からのボディタッチは馴れ馴れしい感じもしますが、実際にやってみたらお客さんの気分が良くなったんです。
医療の世界では「手当て」という言葉がありますね。
看護師さんが患者さんにそっと手を当てるだけで不思議と痛みが軽減したり、安心感を与えるという効果もあります。
とくに終末医療では、タッチングが患者さんの心のケアのために重要な看護技術となっているそうです。
これらもタッチングの心理作用を利用したテクニックですね。
ボディタッチでナンパの成功率が上がる!?
タッチングには親近感を与えたり、好感度を高めたり、安心感を与える効果があると、ここまでの話で説明してきました。
なんとこれがナンパでも効果を発揮することが心理実験により明らかになっています。
ナンパと言ったら、声をかけられた方は「ちょっと面倒くさいし、早くどこかへ立ち去って欲しい」と普通は思うもの。
そんな気持ちのときに、ボディタッチをされたら余計に嫌になってしまいそうですよね。
しかし、フランスのブルターニュ大学のニコラス・ゲーガン教授が行った実験ではナンパの成功率が上がったのです。
ゲーガン教授が行った心理実験は次のようなものでした。
教授の助手がナンパ師となり、道行く女性たちに、手あたり次第、電話番号を聞きました。
その数240名。
そのうちの120名には、体には一切触れず声をかけて電話番号を聞く作戦。
トーク力が勝負です。
もう半分の120名には、1秒間だけ女性の腕に軽く触れて、電話番号を聞きました。
タッチングですね。
結果は、
体に触れなかった女性たちからは10%(12人)しか電話番号を聞き出せませんでしたが、
ボディタッチをした女性たちの19.2%(23人)から電話番号を聞き出せたのです。
1日中ナンパをしたことがある人なら分かると思いますが、5人に1人から電話番号を聞き出すというのはかなりすごい成果です。
普通は10~20人に1人とかですよね。
ゲーガン教授はこの結果を次のように説明しています。
ボディタッチをされた女性は「男性の願いを聞かなければならない」という圧迫感に近いものを無意識に感じます。
同時に、スキンシップをする男性は自信にあふれているように感じるので、信頼したくなります。
ボディタッチも軽く触れる程度なので、不快感はそれほど感じません。
やみくもに触るのではなく、不快感を与えないようにタッチングするのが重要なポイントのようですね。
いつ、どこにボディタッチすればいいのか?
女性もタッチングで喜ぶと分かっていても、実際に触る際には気をつけなければいけません。
タイミングや触るパーツを間違えれば、逆に不快感を与えてしまいます。
私の職場の上司で、たまに部下の女性の肩を揉む男性がいたのですが、ある日女性に激怒されました。
誰が見ても女性は毎回肩を揉まれる度に嫌そうな顔をしていたのですが、上司の男性は空気が読めないのか、何も気にせず肩を揉み続けセクハラで訴えられたのです。
触られ慣れている人かどうかを見極める
まず最初に気をつけなければならないのは、女性が触られ慣れているかという点です。
人と距離を取るタイプの女性や、男兄弟がおらず女子高育ちというような男性との接触経験が少ない女性は止めておきましょう。男性に触れられることへの抵抗感が過度に強いことがあります。
触っても大丈夫か慎重に見極めて、いけそうだと確信したらタッチングしてみましょう。いけそうかどうか分からなければ止めておくのが無難です。
私の経験では、看護師さん、介護士さん、保育士さんなど日常的に他人とのスキンシップの多い職業に就いている女性は、ボディタッチをしても大丈夫なことが多いですね。
むしろこの場合は、女性の方から自然にタッチングしてくることの方が多いです。
タッチングに最適なパーツは二の腕
触る場所についてですが、二の腕が一番良いです。これは男女ともにおすすめ。
二の腕はふとした時に触られても違和感を感じないパーツなんです。
ゲーガン教授のナンパ実験でも軽く腕に触れていましたね。
触るタイミングは、お店に入るときにそっと腕を触って誘導したり、席に座るときに「その椅子へどうぞ」と軽く触れるとスマートですね。
がっちり腕を握る必要はありません。
軽く触れる程度で十分な心理効果があります。
たまに飲み会の席などで女性の二の腕を揉むように触る男性がいますが、あれは本当にやめましょう。
下心丸出しで、男性の私から見てもめっちゃ気持ち悪いです。
「二の腕の柔らかさとおっぱいの柔らかさは似ている」なんて言われることがあるので、触って楽しんでいるんですよ。
そういう男性と関わっても良いことがないでしょうね(笑)
スマートなボディタッチの方法としては、
初めて会ったときの挨拶で握手をするのも自然で良いすね。
「今日はわざわざ時間を作って、会いにきてくれてありがとう」と言って、感謝を述べながら握手をすると相手の承認欲求が満たされて気分も良くなってくれますし、自然なタッチングで心の距離も近づけます。
「ぶっちゃけトークをしてくれた人には触っても大丈夫」という法則もあります。
人には言えない話をしてくれた人は心を開いているので、軽いタッチングでさらに親密な関係になれるかもしれません。
詳しくは以下の記事で書いていますので、参考にしてみてください。
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女性がホンネを喋り始めたら抱けるサイン!?心理実験で分かった衝撃の真実
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まとめると、
男性から女性へのボディタッチは、軽く触れる程度に、二の腕を。
タッチングはスマートにカッコよく決めたいところです。
女性から男性の場合も二の腕がベストですが、基本的にはどこを触っても問題ありません。
というのも、男性は女性からボディタッチされるのが好きなんです。
よほど嫌いな女性でなければ嫌がることはありません。
もし好きな女性からであれば、男性はめちゃくちゃ喜びます。
ホント単純なんです(笑)
肩でも背中でも腕でも膝でも、好きなところをさり気なくタッチングして、親近感を高めましょう。
ただ毎日のように触るのはダメです。
男性は女性から尊重されたい生き物なので、なれなれしい女性は「自分を見下しているな」と感じて嫌われます。
いつもボディタッチしない女性から、ふとしたときにさり気なく触られると喜びます。
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