キスやセックスで分かる男の気持ち。心理学で男の本性を暴きます。

キスっていいですよね。
愛する人とする愛情たっぷりのキスは、心底幸せな気分にさせてくれます。
好きの裏返しがキスですからね(笑)

恋愛経験を重ねると、キスも人にとって個性があることに気づきます。
優しく唇を合わせるだけのキスが好きな人もいれば、舌を絡める濃厚なキスをしたがる人もいます。

実は、心理学ではキスのしかたにその人の隠された性格が現れることが分かっているんです。

結婚前にこの記事を偶然読んだ女性はラッキーかもしれませんよ。

最高のキスは？

ニューブランズウィック大学の心理学者ルチア・オサリバン教授が695人の成人に対して行ったアンケートで、みんなが思う最高のキスのランキングが明らかにされました。

1位　情熱的なキス

2位　期待していたキス

3位　恋に落ちていると感じるキス

感情が盛り上がるようなキスがみんな好きなんですね。
この結果から「人はキスのテクニックや相性よりも、その時の自分の感情を重視している」ことが分かります。

逆に最低なキスの上位3つはこんなものでした。

1位　口臭や唾液が不快なキス

2位　情熱のないキス

3位　心がないキス

お口のエチケットは非常に大切ですね。

私も昔、女性の口臭で気持ちが冷めた経験があります。
みんなが羨むようなすごく綺麗な職場の女性に告白されたのですが、そのときの彼女の口臭が気になってしまいました。
彼女はめちゃくちゃ綺麗だし、性格も悪くないし、とりあえず付き合ってみてお互いの理解をもっと深めるという選択肢もあったのですが、口臭が気になってどうしてもその気になれませんでした。
今考えれば彼女は告白の緊張で口が乾いていたのかもしれません。「なんて俺は器が小さい男だ…」と今になって反省しているのですが、そのときは「生理的に無理！！」と感じてしまったんですね。
すいません、ちょっと話がそれました。

2位、3位はやはり感情が盛りあがらないキスが入りましたね。

ここで非常に重要な注意点があります。

男性が行う情熱的なキスには大きな落とし穴があるのです。

女性の方は結婚を決める前に、念のため参考にしてみてください。

情熱的なキスをする男は結婚後、威張りまくる

イギリスの心理学者ドロシー・マクリアン博士によると「情熱的なキスをする男性は自己中心的」だと言います。

熱いディープキスをされると「彼は私のことを情熱的に求めてくれている。愛されているんだ。」と嬉しくなる女性も多いと思いますが、真実はまったく逆です。

男性と女性ではキスの目的がそもそも違います。
女性にとってキスは相手の愛情を確認するものですが、男性にとってはその先のセックスという目的を持つことが多いです。
脳内を調べると、キスをしても女性の脳は性的興奮がほとんど起こりませんが、男性の脳では性的に興奮するホルモンが分泌されます。
そのため、キスにその男性の本性が出るのです。

本当にパートナーを愛している男性は、いたわるように優しいキスをします。
もちろん行為が盛り上がってくれば情熱的な激しいキスもしますが、思いやりのある男性はつねに彼女の様子を見ながら彼女が喜ぶキスをしようとするものです。

それに対して、道端でいきなりキスをしたり、キスをし始めていきなり舌を入れてくるような男は、彼女のことを性欲の捌け口としてしか見ていません。
自分の肉体的な欲求を満たすために、パートナーを利用している自己中心的な人ということです。
口では「君のことをいつも思いやっている」と言っていても、本心は違います。
良く言えば「欲望に忠実な男」、
悪く言えば「DV予備軍の男」です。

これはキスだけに限ったことではなく、セックスでも同じです。
自分の偏った性癖を満たすためのプレイを要求したり、やたら激しいだけのセックスをする男は、自分の欲望を満たすためだけに女性を利用する人です。

デート中は優しい顔をしていても、キスやセックスになると、理性より欲望が勝るので、化けの皮が剝がれるのです。

しかし、女性は恋に落ちてしまっているとなかなかそうは思えません。
「そんな人そうそういるわけない。この人は普段から私を大切にしてくれている。」
そう思い込みたい心理が優位に働きます。
この心理を行動経済学では「保有効果」や「現状維持バイアス」と呼びます。

※保有効果
自分が所有しているものの価値を、適正な価格よりも高く感じる心理効果のこと。
手放してしまえば保有効果は働かなくなります。

たとえば、
自分の子供の顔立ちは客観的に見てごく普通であっても、他人の子どもたちより可愛く思えるのは保有効果が働いているためです。

付き合う前よりも、付き合い始めたばかりの頃は恋人の価値を高く感じるのも保有効果です。
他人から見れば酷い男であっても「誰もこの人のことを知らないんだ。本当はすごく素敵な人なのに」と勘違いしてしまう女性もいますよね。
別れてから彼氏がいかに酷い人間であったか初めて冷静に判断できるようになります。保有効果がなくなるまで気づけない人も多いのです。

※現状維持バイアス
現状をできるだけ維持したいという心理傾向。
人間は本能的に大きな変化を好みません。多少不都合なことが起きても、大問題でなければ現状を維持しようとします。

たとえば、
付き合う前に思っていたよりも、恋人に少し冷たいところがあることに気づいたとします。
この時、保有効果に加えて、現状維持バイアスが働き、「今日は機嫌が悪かったのかな」と楽観的に考えて、別れようとまでは思いません。
本当に小さな問題であればいいのですが、後に彼氏が暴力を振るうようになるまで我慢してしまう女性もいます。

また別の記事で紹介したように、悪い人はローボールテクニック(ローボール技法)を悪用して、自分の短所を相手に受け入れさせます。

これらの心理作用が悪い方向へ複合的に働くと、恋人の短所を軽く見てしまうようになり、
そして結婚した後になって気づきます。

「これ以上、この人と人生を歩むことはできない」と。

自己中心的な性格の人かどうかを判断する方法としては、「あくびがうつるかどうかを見る」という方法もあります。
犯罪学ではあくびがうつるかどうかでサイコパスの判定をすることがあるくらい信頼のある判断方法です。

例えば、あなたがあくびをしたときに、隣にいる彼氏もあくびをしたら、彼はとても共感性の強い人なので優しく思いやりがあると考えられます。
「他人のあくびに呼応して自分もあくびをしてしまう人は、協調性が高い」というのが脳科学の定説となっています。
犬も協調性が高い動物なので、人間のあくびを見て犬もあくびをしてしまうことがあります。

逆に、あくびがうつらない人は自己中心的で腹黒い人です。犬以下の人です(笑)
こういった人は簡単に他人を裏切ったり、犯罪を犯しても罪悪感を持たないサイコパス(異常心理者)傾向を持っていることがあるので注意してください。

昔、松紳というテレビ番組で、ダウンタウンの松本人志さんと島田紳助さんがこんな話をしていました。
「好きじゃない人には自分のしたいセックスができる。だから飲み会でお持ち帰りした女性とのセックスは気持ちいい。
だけど、本当に好きな人には自分の性欲をぶつけられない。セックスなしでも別にいいとすら思える。」
松本さんも紳助さんも、愛している人には自分のわがままを通せないけど、どうでもいい人には何をしてもいいと思っているわけです(笑)
これは心理学的には的を得た話で、2人ともすごく正直な感情を吐露していたのだと思います。